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■事例検討集■ ~パワハラと誤解されないための「7つの指導ポイント」~ ④ 適切な時間を意識する。

 

部下への注意・指導は、通常必要な時間に留めましょう。必要以上に長い時間を かけるのはよくありません。

時間は、長くても20分までにまとめましょう。 また、叱っている時間の長さもそうですが、物事が起こって

から叱るまでの時間も 重要です。「部下がミスをした現場で、現物を目の前にして、現実のみを叱る」 この

3現主義で叱るようにしましょう。

 

短時間で叱るためには・・・

こんな相談をよく伺います。ある職場の上司の方から、自分は、長時間叱っている つもりはないのだが、気が

付くとあっという間に時間が経過してしまっている。 ただ、自分の部下は、何度言っても(叱っても)同じミスを

するので何度も同じことを 言わないといけなくてこっちも時間がとられて困っています。ということでした。

詳しく 内容を聴いてみると何度も同じミスをするので、「なぜそのミスが起きたのか?」や 「なぜそのミスが

いけないのか?」など毎回伝えるようにしているとの相談でした。

 

何度も同じミスをしていることに対して、この上司は頭ごなしに叱るのではなく、 「なぜそのミスが起きたのか?」や

「なぜそのミスがいけないのか?」を伝えていただく ことはとても大切なことです。ただ、そこでの「なぜ?」は、

「問う」のでしょうか?それ とも「伝える」のでしょうか?

本来、「問う」のであれば相手の答えを待つ必要があります。人は、「なぜ?」と問われると 「なぜ?」に対する

「答え」を見つけようとします。その答えが出る前に上司が思う意見や 見解、上司の思いを伝えても、相手は自分の

答えを出すことに集中しているため上司からの 意見や見解が頭の中に入らない状況になっているのではないでしょうか?

そんな状況がおのず と叱る時間をも長くしてしまっているのです。 そして、時間がかかれば上司自身も「分かってもら

えない」状況にイライラ感が増してしまいます。

 

そこにある大きなポイントは、「問題の見極め」です。起こった問題が上司自身にとっての問題なのか? それとも部下に

とっての問題なのか?を見極めることです。

 

例えば、よく講演会でも話をするのですが、子供が玄関で靴を揃えないということでお母さんが叱る 場面があります。

子供が玄関で靴を揃えなくて困る(問題を持つ)のは、どちらでしょうか? 子供でしょうか?お母さんでしょうか?

 

実は、この例では、靴が揃ってなくて困るのはお母さんなのです。なぜなら、多くの方は玄関に 入った時、散らかって

いるということが嫌だから「靴が揃っていない」という出来事が問題になる のです。子供は、靴が揃ってないことについて

は問題ではなく、靴がバラバラで履くことができなく なった時に問題になります。

 

そこで、短時間にするポイントは、お母さんの問題の際には、なぜ揃えないといけないのか?を 「伝える」必要があります。

子供が問題を持つ際には、何が問題なのか?を「問う」必要があります。

 

このポイントを押さえていれば、短時間で済ますことができるのです。

ぜひ、叱る前にどちらの問題なのか?を見極めるワンステップを追加してみてください。

 

次回は、 パワハラと誤解されないための「7つの指導ポイント」

⑤指導回数を意識する。

このポイントに合わせた詳細を解説していきます。

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