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●カウンセラーのつぶやき● ~コロナ感染症「後遺症」の対応も~

このたびの新型コロナウィルス感染症にり患された方とご家族、関係者の皆様にお見舞い申し上げると同時に、亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、医療機関、福祉職場にて働かれている方々をはじめ、感染症拡大防止に日々ご尽力されている皆様には、尊敬の念に堪えません。ここに、敬意を表しますと共に、心から感謝いたします。

さて、10月に入りコロナ感染症は随分と落ち着きを見せてきています。ただ、これで終わったわけではなく第6波に向けての対応や、これまで落ち込んできた経済活動を盛り上げるような内容を耳にすることも多くなりました。しかしながら最近言われてきているのが「後遺症」の問題です。私のところにも「後遺症」が要因ではないか?と思うような相談が出てきたように感じています。「後遺症」はコロナに感染した時期から数か月経過していることが多くあります。
「後遺症」なのか?そもそものメンタル疾患なのか?自分でも分からないというケースをご紹介します。

企業に勤めるA子さん(20代)は、今年4月新卒採用で入社した新入社員でした。3か月に入ろうとしている6月にコロナ感染が分かりました。コロナ感染そのものは、軽症で熱と味覚障害、倦怠感がありました。熱は4日ほどで引いて会社の規定通り休んで復帰しました。復帰した際、味覚障害は少しずつ本来の状態を取り戻していましたが、倦怠感は残っていました。時間とともによくなるだろうと思って復帰しましたが、半年経過しても倦怠感が抜けません。そして、なによりも自宅療養ではあまり感じなかったのですが、仕事に来て初めて「集中力がもたない」ということを感じました。それは、忘れ物やちょっとしたミスが多くなっていたからです。そのような状況の中で、他の新入社員との差も感じてしまうことも多くなり「自分は、できない人なんだ」と考え込んでしまうようになりました。そして会社に出向くこともつらくなり、とうとう「うつ状態」という診断が出てしまいました。当初は、コロナ感染が引き金になっていることに、なかなか気づけませんでした。社会人になって初めて経験する仕事が合わないとばかり思っていたのです。話を聴いていく中でコロナ感染による後遺症ということが分かってきたのです。
今は、少し休んで体調を見ながらできることからやっていくことを開始しています。コロナ感染の後遺症は、思わぬところで出てくるようです。また、こちらはあまり言われていないことなので、コロナ感染やワクチン接種との関係も定かではありませんが、ワクチン接種後「生理痛がこれまでよりもひどくなった」という声をよく耳にするようになりました。生理痛もワクチンを接種してすぐに訪れるものではなく、人それぞれのタイミングがあります。もしかすると生理痛とワクチン接種との関係は、違うかもしれませんが、日常からの対応として、体調の変化がある場合に「休憩できる場所の確保」は必要です。
これを機に、コロナ感染症の第6波の対応だけでなく、後遺症や日常からの体調不良なども含めた対応を改めて考え、見直すことも必要かもしれません。

公認心理師・産業カウンセラー
大槻 久美子

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