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●カウンセラーのつぶやき● ~忍び寄る五月病、六月病~

今年は、毎日の気温差が激しくなっています。毎日の気温差が朝と日中では、10℃以上も差がある日がしばしばあります。こう気温差が激しくなるとやはり出てくるのが、自律神経の乱れです。そのため、気温差による寒暖差疲労が現れやすくなります。寒暖差疲労とは、気温の変化が原因で生じるさまざまな不調です。例えば、1日のうちの最高気温・最低気温の差、前日との気温差、1週間単位での気温差、室内外(冷房の効きすぎた部屋やお風呂場など)での気温差が7℃以上になると不調が出やすくなります。寒暖差疲労の症状は、疲労感・倦怠感・だるさ、首肩こり、冷え、皮膚のかゆみ、めまい、気分の落ち込みなど人によって様々です。そこに、新しい年度を迎え職場でいろいろな行事や新しい人間関係作りという環境の大きな変化に加え、GWなどの大型連休があり日常生活リズムの変化が激しく、心身にさまざまなストレスがかかる時期になります。6月に入るといったんは、落ち着きを取り戻しますが、蓄積された疲労やストレスが表面化して心身の不調を訴えるケースが増えています。これが遅れてきた「五月病」や「六月病」です。

職場に慣れていない、新入社員や配置転換があった人にだけ五月病や六月病が起こるわけではありません。やはり、日常の生活リズムや環境の変化が大きいと起こりやすくなります。特にこのような五月病や六月病になりやすい傾向を持つ、真面目すぎる人や頑張りすぎる人は、人目が気になり環境に過剰に適応しようとして自分を抑え込んでしまいます。その結果、大きなストレスを感じてしまい、発症しやすくなります。
例えば次のような項目に当てはまる人は注意が必要です。

① やる気が減退して、ついつい先延ばしにしてしまう
② 些細なことでもイライラする
③ 不安や焦りがつきまとう
④ 体がだるくて睡眠も浅く、寝てても疲れがとれない
⑤ 食欲がわかず、おいしさを感じられない
⑥ 動悸、息切れ、めまいの症状がでる

今からでも遅くはありません。五月病や六月病にならないためにできることから始めてみましょう。

●質のいい睡眠を取る
一日のうちの寒暖差がある時こそ、しっかり湯船につかり体の芯を温めましょう。そして、できるだけ毎日の生活リズムを崩すことのないように、起床や就寝の時間を一定にしたり、寝る前にスマホを見ないなど心がけてみましょう。身体や心の疲労回復には、何よりも質のいい睡眠が大切です。その日の睡眠の質の良さは、「目が覚めた時にスッと体を起こすことができるかどうか」です。これを基準に睡眠の質を確認しましょう。

●HAPPYオーラを高めよう
休みの日は、自分の好きなことを積極的にできる時間を取りましょう。スポーツや音楽、読書、推し活など、自分の好きなことに夢中になっているとHAPPYな気持ちに満たされます。HAPPYオーラは、感情をコントロールする「セロトニン」の分泌が促されます。セロトニンの分泌が増えることにより、慢性疲労や、イライラ感、無気力感、うつ症状や不眠状態から抜け出すことができます。朝日を浴びながらのウォーキングは、セロトニン増強にはとてもいい効果があります。

●しっかり食べよう
毎日3食「主食・副菜・主菜」バランスのとれた食事は大切です。糖質制限のし過ぎは、バランスを崩しやすく、栄養不足を招き、感情をコントロールする物質「セロトニン」が不足しがちになります。

●「まぁいいか!」を増やそう。
「まぁいいか!」ができない人を完璧主義と呼んだりします。職場では、完璧主義も大切なことですが、完璧主義には、終わりがありません。仕事や人間関係など、何でも完璧にこなせるハズがないと思い、目標の8割ができれば上出来!程度に思うために「まぁいいか!」でいきましょう。

●会話でストレス発散
この時期に限らず、いつでもですが、家族や友人、恋人などとのコミュニケーションを大切にしましょう。特にこの時期は、お互いの生活環境に変化もあったりします。だからこそ、意識することは大切です。家族や友人達に悩みを話すことでストレス解消になります。悩みに対して結論を出す必要はありません。話すことで一番大切なのは、「発散」だからです。コロナ禍で当たり前になったしまった、「孤食」はそろそろ見直して、気の合う人達との食事を楽しんでみましょう。

五月病、六月病は、すぐそこに忍び寄って来ているかもしれません。
ぜひ、覆いかぶされる前にできることからでいいので、体調を気遣いながら対策していきましょう。

公認心理師・産業カウンセラー
    大槻 久美子

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