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●カウンセラーのつぶやき● ~こんな時だからそこ新しいチャレンジを~

このたびの新型コロナウィルス感染症にり患された方とご家族、関係者の皆様にお見舞い申し上げると同時に、亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、医療機関、福祉職場にて働かれている方々をはじめ、感染症拡大防止に日々ご尽力されている皆様には、尊敬の念に堪えません。ここに、敬意を表しますと共に、心から感謝いたします。

さて、このところコロナ感染症の感染者数も随分と落ち着きを見せています。このまま何もなく1年半前の生活に戻れたらという思いはありますが、一方で寒くなり乾燥する季節になってくるとインフルエンザと共にコロナ感染症の第6波がやってくるのではないかと気になります。そして、医療機関では第6波に向けたこれまで以上の準備に余念がないという話題も多く耳にします。私たちは、マスクの着用や手指消毒、3密を避けるなどコロナ感染症の予防を、これまでと同様に継続していくことが大切ですね。このところ相談に来る方の中に「なぜかやる気が出ない」「何をやっても楽しめない」というような相談を受けることが多くなってきました。抑うつ傾向までとは言えないとしても仕事へのモチベーションや気力が上がらないような状態になってしまっている人が少なからず出てきているようです。これは、コロナ禍が少し落ち着いたことによる「コロナ疲れ」もあるかもしれません。例えば、大きく違うのは、通勤形態の変化です。コロナ対策として通勤を減らす取り組みがされ、在宅ワークが取り入れられました。
また、時差出勤や公共の乗り物から車やバイク、自転車という形に変えてきましたが、コロナ禍が落ち着いた今、在宅ワークが減ったり、時差出勤がなくなったり、1年半前と同じ通勤形態に戻り「コロナ対策での変化」から「コロナ禍から通常への変化」ということが起こっています。そのため、生活環境に変化が生まれ始めています。コロナ禍の対応で変化してきたものを、改めて1年半前の生活スタイルに戻す変化が出てきているのです。その中でも多いのは「ストレスの発散ができなくなってしまった」という答えです。「できなくなった」というよりは、「どうしていたか分からない」と言ったほうがいいのかもしれません。コロナ禍のためにストレスの発散のためのリフレッシュのやり方が分からなくなってしまったというのです。コロナ禍の中では、どうしても外に出ることができず、リフレッシュのためにウォーキングをしていた人は、できなくなって1年半が経過しました。再開しようとしてもなかなか行動に繋がらないという人も少なくないようです。
そうしていくうちに一度変わってしまった環境を再び戻すことのしんどさに疲れてしまっているようでした。そこで、提案したのは、こんな時期だからこそ、これまでやってこなかったことへの「新しいチャレンジ」です。これまでなんとなくやってこなかったことや、「やってみたいな」と思っていたけどやれていない事などを敢えてチャレンジしてみるのです。実は、私もその一人でした。コロナ禍を経て今になると自分が「どんなことで気分転換していたのだろう?」と考えた時、なんとなくその気分転換をすることに億劫になっている自分がいました。そこで、以前からやりたいと思っていたけど諦めていた「中型二輪(バイク)の免許取得」という新しい世界に飛び込んでみたのです。最初は、本当にドキドキでした。全くやったことのない世界に足を踏み入れたのですから。何度も失敗を繰り返し、教官には叱られる日々でしたが、何とか免許取得まで行きました。もちろん、免許を取得できたことは嬉しかったですが、それ以上にこれまでと同じ生活をしていても感じることのできないドキドキを感じられたこと、そして、何より50歳を超えてから「できないこと」を意識して叱られながらも「できること」に変えられたことの達成感はなんとも言えずいいものでした。ここで得たドキドキや達成感は、今の生活に新しい風となり、これからの生活の色んなことを楽しんでみようと思えるようになりました。
教習所を卒業してまだ、一度もバイクには乗っていませんが、なんだかこれまでのモノクロの生活から少し違ったカラーの生活が待っているかのような期待を持ち、コロナ禍の生活から一年半前の生活に戻るのではなく、新しい生活を作って行こうと思います。

こんな時期だからこそ、敢えて、これまでにやってこなかった新しいチャレンジをしてみませんか?
また、違った景色が見えてくるかもしれません。

公認心理師・産業カウンセラー
大槻 久美子

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