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●大槻カウンセラーのつぶやき●夏バテしない身体づくり

今年の夏は気象庁の発表によればラニーニャ現象により日本の夏が猛暑になると予想されています。

この過酷なシーズンを夏バテしないように少し意識して過ごしてみましょう。

 

「発汗と発汗後のケアー」

汗には大切な役割があります。

汗をかくことで暑さに弱い脳や内臓の温度上昇を抑えるために体内にこもった熱を外に出すこと。皮膚の温度を下げること。

しかし汗をかくことで体に必要なミネラルやビタミンまで失われてしまいます。

ミネラルやビタミンは体の様々な機能を円滑に働かせる潤滑油のような存在です。このミネラルビタミンが不足することで夏バテの原因になってきます。

日々の食事からミネラルやビタミンを多く含んだ果物や野菜を意識して摂取したりしながら汗で流れ出てしまったミネラル、ビタミンを補いましょう。

 沢山汗をかく時期にお薦めな飲み物は麦茶。麦茶には原料である大麦に体の熱を体外に逃がすとされています。喉が渇いてから一気に飲み干すのではなく、喉が渇く前にこまめに分けて飲むように意識しましょう。血液がドロドロになるのを防き、熱中症予防にもなります。

 

「疲労回復にはスタミナ食材」

うなぎや豚肉に多く含まれるビタミンB1は糖質を分解してエネルギーに変える働きを助ける作用があります。今の時期は冷たい清涼飲料水や冷たい麺類を食べる機会が増えますがそれらには糖質が沢山含まれています。糖質を摂取する事が多くなる夏場には積極的にビタミンB1が含まれている食材を摂取してください。

 ニンニクやニラは体を温め消化機能を高める作用を持っています。これらの食材はビタミンB1の働きをサポートします。特にゴマにはミネラルが豊富でスタミナ食材とされています。

 

「お酢で食欲増進、代謝UP」

これだけ猛暑日が続くと食欲がない時、酸味を摂る事で消化液の分泌を高めてくれます。酸味には消化器官を刺激し働きを活発にしてくれます。

クエン酸には食べ物から摂取した栄養をエネルギーに変える働きを助けます。

その中でも黒酢や香酢にはアミノ酸も多く含まれているので代謝UPが期待されます。継続して摂取する事で疲れにくい体になっていくと言われています。

最近、スーパーなどでよく見かけるようになった「便利酢」(醸造酢や穀物酢、米酢をブレンドし、オリゴ糖やグラニュー糖で 甘味を加えたもの)に夏野菜などを漬けて簡単ピクルスなどを常備野菜として作り置きしておくのもよいでしょう。

 

「適度な運動」

適度な運動と言っても屋外でするものではなく、職場や自宅でストレッチや簡単な筋力トレーニングを取り入れましょう。筋肉トレーニングでは体の中にある大きな筋肉、背中、胸、お腹、太ももこの4つの筋肉をトレーニングするように心がけましょう。この大きな筋肉をトレーニングすることにより全身の代謝UPに繋がり同時に小さな筋肉のトレーニングにもなります。

 

「睡眠」

睡眠は、一日の疲れを取るために特に大切なものになります。睡眠は、体や脳の疲労回復のための体内の細胞の修復などが睡眠中に行われます。よって、質の良い睡眠をとることが何よりも疲労回復につながります。

特にこの時期は、熱帯夜等で睡眠不足に陥りやすくなると体力の回復がされず疲れが溜まり夏バテしやすい状態になります。寝苦しさを軽減するためにエアコンや除湿機等を使い眠りが途切れないような室温管理をしましょう。

また、寝間着は吸水性や通気性の良い麻や綿を取り入れたり、近年市販されている「ヒンやり」した素材の敷物などを取り入れてみてはいかがでしょうか?

どうしても、柔らかすぎる敷布団やマットレスは熱がこもりやすくなります。寝具等も工夫してぐっすり眠って疲れをリセットしてください。

 

産業カウンセラー

大槻 久美子

2024年4月
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