前からやろうやろうと思いながら、なかなかできていなかった「言葉の実験」をしてみました。
ゴーヤの同じ部分を縦に半分にわって、別々のビンに入れます。
2つの言葉をシールに書いてビンに貼りました。
ひとつは、「私は何でもできる」
もうひとつには、「私は何にもできない」
5日たつと、顕著に変化があらわれました。
「私は何でもできる」ゴーヤ・・・色も形もほとんど変わらず緑も鮮やか。種の部分が少し赤くなっている。
「私は何にもできない」ゴーヤ・・・色は緑から黄色に変化。いったん水分がでて膨張しましたが、その後、縮みはじめ、あっという間に形が崩れました。種の部分が膨れ、赤い花がさいているように実のようなものができている。
いろんな方が、実験をされた映像や画像を見せてもらっていましたが、百聞は一見にしかず。
ぜひ、ご自身の口癖でやってみることをお勧めします。かなりの衝撃です。人から言われたり、本で見たりすることは、徐々に薄れていきますが、自分で体験したことは深く自分の中にとどまります。
この後も観察を続けましたが、
「私は何でもできる」ゴーヤは、緑のままで、形が崩れていくのもとてもゆっくりでした。もともとの素材がゆるやかに変容していく印象を受けました。
「私は何にもできない」ゴーヤは、黄色と茶色が混じるような色にさらに変色。早いスピードでとろとろに溶けて原形がなくなってしまいました。もともとの素材が壊されていくような印象を受けました。
”どうしてできないんだ!” を
”どうしたらできると思う?”
”絶対できない、ムリ!” を
”できる部分はどこだろう?”
”できないこと” にフォーカスするのではなく、
”できること” にフォーカスする。
”私、何にもできないんです。” なんて、簡単に自分に毒を吐いてはかわいそうです。
可能性の塊である、あなた自身をまず大切に扱いましょう。
そして、職場でも、家庭でも、どんな場面でも、目の前の人の素材を活かす言葉を使いたいですね。