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●カウンセラーのつぶやき● ~気象の変化からくる「気象病」~

このたびの新型コロナウイルス感染症にり患された方とご家族、関係者の皆様にお見舞い申し上げると同時に、亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、医療機関、福祉職場にて働かれている方々をはじめ、感染症拡大防止に日々ご尽力されている皆様には、尊敬の念に堪えません。ここに、敬意を表しますと共に、心から感謝いたします。

まだまだ、コロナ感染症の猛威はとどまることを知らず各地に緊急事態宣言が広がっています。そのような中で医療に従事しておられる方には、更なる負担がのしかかりストレスフルの状態になっておられるのではないでしょうか?ゆっくりと一息する時間はとれていますか?今年は「梅雨入り」が例年になく早くなっているようです。毎年、梅雨が近づくと体調不良やメンタル不全を訴える方が増えてきます。ある団体が「梅雨時期は他の季節に比べて体に不調が出やすいですか?」というアンケートを行った結果「不調が出やすい」という回答は42%でしたが、男女別でみると女性は54%となり半数以上になりました。特に梅雨時期に多いのは、気圧の変化から「頭痛」や「片頭痛」が多く聞かれます。また、人によっては「喘息発作が出やすくなる」という方もおられるようです。どうしても、梅雨の時期は人にとって、いろいろな病気が発症しやすくなる季節のようです。その要因のひとつは、私たちの体は多くの水分で成り立っているからです。気圧が低下し、一日ジメジメと雨が降り湿度が高くなると、体内の水分を処理しきれなくなり、どのような人でも体の中の水分を発散させられず「むくみ」に変わったり、頭がずっしりと重く感じ、鈍痛からくる「頭痛」やキーンやキリキリとした「偏頭痛」がしたりすることもあります。時には、めまいや肩こり・関節の痛みなどを一緒に併発することもあります。さらには気圧センサーが敏感に反応しすぎると脳に過剰な情報が伝わり、自律神経が乱れ「うつ傾向」が現れてきます。今年のようにコロナ感染のこともあり、外に出る機会が持てなくなると塞ぎ込むことが多くなり余計にうつ傾向の増幅に拍車をかけてしまい、メンタル不全を引き起こすことにもなりかねません。最近ではこのように気圧や温度、湿度の変化の影響を受けて引き起こされる不調を「気象病」と言われるようになりました。特に梅雨時期の体調不良やメンタル不調は典型的な気象病とされ、気象の変化による身体の不調が心の不調へとつながっていき、仕事や日常生活に支障を来すほどの影響を受ける人たちがコロナ禍の影響も受けて増えてくるかもしれません。
そこで、自分自身の状態を知るために医師の久手堅司先生による「気象病チェックリスト」をご紹介します。

気象病チェックリスト 

① 天候が変わる時に体調が悪い。
② 雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測が出来る。
③ 耳鳴りやめまいが起こりやすい。
④ 肩こり、首こりがある。首の外傷歴がある。
⑤ 猫背、そり腰がある。姿勢が悪い。
⑥ 乗り物酔いをしやすい。
⑦ PC作業やスマートフォンの使用時間が長い。平均4時間/日以上
⑧ ストレッチや柔軟体操をすることが少ない。
⑨ 歯のくいしばりや、歯ぎしり、歯の治療が多い。顎関節症と言われたことがある。
⑩ エアコンが効いている環境にいることが多い。夏冬ともに。
⑪ 日常的にストレスを感じている。特に精神的なストレス。
⑫ 更年期障害ではないかと思うことがある。男女ともに。

<判定>
①、②があると気象病の可能性が高い。
③~⑫は3つ以上あると予備軍と考えられる。

また、毎朝皆さんが目にする朝の天気予報のコメントなどからも予防できることがあるようです。気象予報士の森朗氏は「以下の天気予報のコメントは要注意」とされています。

① 気圧が発達しながら通過します
② 上空に寒気が入ります
③ にわか雨や雷雨になります
④ 大気の状態が不安定です
⑤ 局地的に大雨です
⑥ 雷雨となることがあるでしょう

天気が変わりやすくなるこの時期、朝の天気予報やチェックリストを使い、メンタル不全に陥る前に「気象病」を軽減していきましょう。

 

公認心理師・産業カウンセラー
大槻 久美子

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