EAP(Employee Assistance Program、従業員支援プログラム)とは、職場の人間関係上の悩み、キャリアについての迷い、家族の問題等のプライベートな悩みなどを質の高いカウンセリングによって問題解決に導くプログラムです。
メンタルサポートをしながら問題を解決し、これにより従業員の生産性を向上させ、顧客企業の業績向上を実現するものです。
EAPは、1960年代米国企業で、不適応者対策の心理的カウンセリングプログラムとしてスタートしました。
当初EAPは、職場におけるアルコール依存症対策が中心でしたが、次第に健康な方々の職場のストレス、夫婦・家庭問題、対人関係(リーダーシップ、チームワークを含む)、キャリア問題、ライフスタイルなど幅広い問題を扱うようになっています。
現在、健康な従業員によるEAPの利用が多数を占めており、欧米では、約90割の企業がEAPを導入しています。
またEAPが提供するサービスとして、従業員の方々への直接的なカウンセリングはじめ研修などを通じて従業員個人一人ひとりが十分能力を発揮し、組織全体が健康に機能できるように、EAPは従業員と組織を「つなぐ」コンサルテーションやサポートを行います。
職場においてEAPによるメンタルヘルス対策を行なう意義は、単なる従業員への福利厚生サービスというだけではなく衛生保健活動という位置づけであり、従業員1人1人のメンタルヘルス対策に配慮することは職場全体の生産性を向上させ、企業の利益につながります。
また、労災認定基準が制定され、従業員の自殺や労災認定が相次ぐ中、職場は、従業員に対する安全配慮義務(社会的責任=CSR)を果たし、訴訟の危険を回避するリスクマネジメント(危機管理)の一環としても大きな意味をもっています。更には、EAPの導入による企業のメンタルヘルス対策により企業と従業員双方にとっての利益を生み出すことにつながります。
- 利害関係のない外部機関の専門家が実施することで、従業員は、安心感を得ることができます。
- 会社が福利厚生サービスの一環として提供することにより、従業員が自己負担無しで気軽に相談できます。
- 気軽に相談ができることで、早期発見、早期対応を実施することができます。
- 個人情報に配慮した職場へフィードバックを行いコンサルテーションを実施することで働きやすい職場作りが実現できます。
- 職場の問題解決に向けて無理のない人事戦略が可能になります。






