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スタッフブログ

●大槻カウンセラーのつぶやき●自殺対策強化月間

3月になり寒さもやっと少しはゆるんできたようですが、まだまだ気まぐれなお天気が続いています。インフルエンザも一旦は落ち着きを見せたようです。とはいえ、油断大敵です。引き続き防寒などの寒さ対策、バランスの摂れた食事や特に質の良い睡眠、うがいや手洗いなどの体調管理を普段から心がけましょう。

さて、今月3月1日~31日は「自殺対策強化月間」になります。

3月は、自殺者が多くなるため、「自殺対策強化月間」と定め、国、都道府県、市町村、関係団体が連携して啓発や相談活動の取り組みを強化していこうとする取り組みです。

先日、警察庁からは平成28年の月別自殺者数(12月暫定値)が公表されました。それによると平成28年度の自殺者数は、21,898名(男15,123名、女6,775名)と平成27年度の24,025名より2,127名減少したものの毎日どこかで60名の方が自殺という行為で命を落とされているという現実があります。また、昨年9月に日本財団が行った「自殺意識調査」によると、「4人に1人が本気で自殺を考えたことがある。」と答えており、自殺未遂経験者は、「全国で53万人」という結果が出ました。また、「自殺リスクの最も高い年齢層は、20~39歳」という結果から、実際に若者層の死因の第一位が自殺となっています。

今後は、社会全体が自殺を「個人の問題」ではなく「社会的な課題の末に起こる身近な問題」だと捉え、適切な対策を行う事が必要になってきます。

また、自殺を高めるリスクとしては、「家族からの虐待」や「生活苦」、「家族の死亡」などが挙げられており、自殺した人のうち5人に1人は、「身近な人を自殺でなくしている」という結果も出ています。その中で残念なのは、半数以上の人は、「他者は、頼れず相談が出来なかった」という結果も踏まえ、今私たちができる事は「相談しやすい環境(職場)づくり」なのではないかと考えています。

そこで、「ゲートキーパー」という役割をご紹介します。

「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人が気付き、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人の事で、いわば「命の門番」とも位置付けられる人の事です。これは平成19年6月8日閣議決定の「自殺総合対策大綱」においてあらゆる分野の人材にゲートキーパーとなっていただけるよう研修などを行う事が規定されています。

では、ゲートキーパーの研修の中から「自殺につながるサインや状況」や「いつもの状態と違う!に気づいたら?」をご紹介します。

●「自殺につながるサインや状況」:いつもと違う様子ならば特に注意が必要

1.過去の自殺企図・自傷歴
2.喪失体験(身近な人との死別体験など)
3.苦痛な体験(いじめ、家庭問題など)
4.職業、経済、生活の問題(失業やリストラ、多重債務や生活苦など)
5.精神疾患・身体疾患に関わる事、およびそれに対する悩み
6.ソーシャルサポートの欠如(支援者がいない、社会制度が活用できないなど)
7.自殺企図手段への容易なアクセス(危険な手段を手にしているなど)
8.自殺に繋がりやすい心理状態(自殺を思い浮べること、絶望感、衝動性、孤立感など)
9.望ましくない対処行動(飲酒で紛らわす、薬物を乱用するなど)
10.危険行動(道路に飛び出す、飛び降りようとする、自暴自棄な行動をとるなど)
11.その他(自殺の家族歴、本人や家族・周囲から確認される危険性など)

参考:内閣府「誰でもゲートキーパー手帳 第2版」より

●「いつもの状態と違う!に気づいたら?」:接し方のポイントは「り・は・あ・さ・る

「り」 リスク評価
自殺の方法について計画を練っているか、実行する手段を有しているか、過去に自殺未遂をしたことがあるか、を評価しましょう。少し勇気はいりますが、「消えてしまいたいと思っていますか?」「死にたいと思っていますか?」とはっきりと尋ねてみることが大切です。

・「は」 はんだん・批判せずに聴く
相手の気持ちを尊重して、今どんな気持ちなのか話してもらうようにしましょう。責めたり、弱い人だと決めつけたりせずに聴きましょう。この問題は、弱さや怠惰からくるのではない事を理解しましょう。

・「あ」 あんしん・情報を与える
現在抱えている問題は、弱さや性格の問題ではなく、医療の必要な状態であること、決して珍しい病気ではない事をまず伝えましょう。適切な治療で良くなる可能性がある事も同時に伝えましょう。

・「さ」 サポートを得るように勧める
心療内科や精神科を受診するように勧めてみましょう。職場でならば、産業医の受診を勧めてみるのもいいでしょう。「心の問題が体に関係する事もあるので、専門家に心の事も相談してみましょう」といった言い方が、受診への抵抗感を減ずるかもしれません。最初は、心療内科を拒む人も多いかもしれません。そんな時は、内科からでも結構です。まずは、医療機関に繋ぐことが必要です。

・「る」 セルフヘルプ
また、アルコールが増えてしまう事も多々あります。アルコールをやめて軽い運動(30分程度のウォーキングから)をする、リラクゼーション法(ゆっくりと呼吸する呼吸法や体の力を抜く)などを行うことによって、メンタルヘルスの問題による症状が緩和されることがあります。また、家族などの身近な人に相談する事や自助グループへの参加を勧めてみたりするのもよいかもしれません。

参考:政府広報オンラインより(一部修正・加筆)
 

●グループカウンセリング 「あるきら701」● 

「あるがままにきがるに話せる場所」として2013年6月からカウンセリングルームBigSmileにて毎月第4土曜日13時30分より『あるきら701』を開催しています。

「こんなこと聞いていいのかな?」や「病気のこと」、「職場のこと」なんでも色々なことをみんなで気軽に話し合える場所です。

そんな気さくな仲間が集まり、思い思いのことを話したり、絵を書いて楽しんだり、時には、勉強したりとカウンセラーが中心になるときもあれば、参加者のみなさんが中心の時もあります。ぜひ興味のある方はご連絡ください。

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TEL075-201-7351  mail:info@ns-bigsmile.om   担当:大槻


実際のグループカウンセリングの内容と皆さんの感想をニュースとしてお届けしています。

【2014年】

4月:あるきら701(2014年4月) 6月:あるきら701(2014年6月) 7月:あるきら701(2014年7月)

9月:あるきら701(2014年9月)

【2015年】

2月:あるきら701(2015年2月) 3月:あるきら701(2015年3月) 4月:あるきら701(2015年4月)

9月:あるきら701(2015年9月)

【2016年】

5月:あるきら701(2016年5月) 8月:あるきら701(2016年8月) 9月:あるきら701(2016年9月)

10月:あるきら701(2016年10月) 11月:あるきら701(2016年11月) 12月:あるきら701(2016年12月)

【2017年】

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●年末年始のお知らせ●

お年末年始のお知らせ

12月28日(水)~1月4日(水)までお休みさせていただきます。

年始は1月5日(木)より営業いたします。


よろしくお願い致します。

●お休みのお知らせ●12月10日(土)

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

誠に勝手ながら、2016年12月10日(土)はお休みとさせていただきます。

ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い致します。

●お休みのお知らせ●11月12日(土)

いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、2016年11月12日(土)はお休みとさせていただきます。

ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い致します。

●大槻カウンセラーのつぶやき●オフィスの湿度管理

【オフィスの湿度管理】

 

朝晩は涼しい風を感じられるようになってきましたが、まだまだ日中は残暑の厳しい日が続いています。

気温だけでなく湿度も高い日は、身体のべたつきや息苦しさを感じ、頭がぼーっとしたりと、中々仕事に集中できない…そんなことはありませんか?

空調で温度の調整は出来ても、湿度はどうやって調整すればいいのか分からない…そこで、今回はオフィスを快適な空間にする湿度管理についてお伝えします。

 

■「湿度」とは…

 湿度は、空気中の水分の割合の事を指します。

 

同じ気温であっても、空気中の水分の割合で暑さ寒さの感じ方が変わってきます。

例えば、気温が30℃で湿度80%と、気温が同じ30℃で湿度30%では、同じ気温であっても湿度が30%と低いほうが涼しく感じられます。

それは、湿度が高い事で身体の周りに水分がとどまってしまい、汗が蒸発しにくくなるためです。汗は蒸発したときの気化熱によって身体を冷やす働きがありますが、湿度が高いと身体から熱が奪われにくくなって気温のわりに暑く感じてしまうのです。

 

■快適温度と湿度

 それでは、室内で人が過ごす時に快適な温度と湿度はどのくらいなのでしょうか。

【快適な室内温度と室内湿度】

夏…室内温度/25~28℃ 、 室内湿度/55~65%

冬…室内温度/18~22℃ 、 室内湿度/45~60%

 

皆さんのオフィスではいかがでしょうか。

快適な室内温度、室内湿度に保たれていますか?

計測をしたことがない職場では、ぜひ温湿度計で計測してみてください。

 

■温度・湿度の測り方

 室内の温度や湿度を測る際には、温湿度計を設置する位置に注意しましょう。

 

①床から1m~1.5mほど離した高い位置

②加湿器、冷暖房、窓から離れた位置

①・②を満たしたところに取り付けて計測してみてください。

 

空調機器で温度を集中管理している職場も多い事でしょう。しかし、窓からの日差しや風の流れ、人口密度、パソコン等のOA機器からの放熱によって、温度や湿度の差が出てきます。空調機器の集中管理だけでは、職場の温度や湿度が管理しきれているとは言い難いのかもしれません。職場の状況に合わせて、温度湿度の対策をしていきましょう。

 

■湿気対策

 室内の湿度が快適湿度よりも高かった場合は湿気対策をしましょう。

湿気対策の基本は換気です。屋外よりも室内の方が、湿度が高くなる傾向があります。風の通りを確認して、窓を開ける、換気扇を回すなどして室内の空気を循環させましょう。扇風機やサーキュレーターで風の通りを促すことも効果的です。

気温が高く、室内が高湿度になっている場合は熱中症を引き起こす要因でもあります。空調等で温度が下げられないのであれば、少しでも風の通りを良くして換気をしましょう。また、湿気が多いと、カビやダニが繁殖する原因にもなります。

ダニは室温20~25℃、湿度70%以上、カビは室温20~25℃、湿度65%以上の環境を好み、繁殖していきます。湿度を下げることによって、繁殖を防ぐことができますので、湿気がこもらないように心がけましょう。

 

■乾燥対策

 室内の湿度が快適湿度よりも低かった場合は乾燥対策をしましょう。冬のシーズンでは特に空気中の水分が減り、尚かつオフィスでは暖房をつけることでますます空気が乾燥してしまいます。

湿度が低いと、鼻やのど、口の粘膜や、目、皮膚が乾燥し、風邪や疲れ目の原因となります。またインフルエンザなどのウィルスも気温の低下、湿度の低下により活動が活発化していきます。特に湿度40%を切るとウィルスにより人の健康へ影響が出てくる可能性が高まると言われてます。

 

オフィスの湿度を上げるためには、

①加湿器を利用する

 空調を加湿機能付きのものに更新する、職場に加湿器を投入するなど、コストはかかりますが、乾燥対策には加湿器利用が効果的です。

②観葉植物を置いたり、濡れタオルやコップに水を張るなどする

 植物には適度な保温加湿作用があり、冷房や暖房による室温低下や空気乾燥を抑えてくれる効果があります。また、水分の自然気化を利用して加湿する方法として、濡れタオルを置いたりコップに水を張って置いたりという対策があります。

③マスクを着用する

 ウィルス対策や乾燥により呼吸器系の症状が出る場合の対策としてマスクを着用する事も効果的です。最近では濡れマスクや加湿マスクといった商品もでており、個人が乾燥対策として取り入れやすい方法です。

 

温度や湿度は快適だと感じるポイントに個人差があります。

だからこそ、自分さえ快適であればいい、自分だけ我慢すればいいと思うのではなく、周りへの配慮も忘れずに、一人ひとりでも出来る湿度管理も合わせながら、みんなが快適だと感じるオフィス空間を作ってください。

 

産業カウンセラー

大槻 久美子

●大槻カウンセラーのつぶやき●夏バテしない身体づくり

今年の夏は気象庁の発表によればラニーニャ現象により日本の夏が猛暑になると予想されています。

この過酷なシーズンを夏バテしないように少し意識して過ごしてみましょう。

 

「発汗と発汗後のケアー」

汗には大切な役割があります。

汗をかくことで暑さに弱い脳や内臓の温度上昇を抑えるために体内にこもった熱を外に出すこと。皮膚の温度を下げること。

しかし汗をかくことで体に必要なミネラルやビタミンまで失われてしまいます。

ミネラルやビタミンは体の様々な機能を円滑に働かせる潤滑油のような存在です。このミネラルビタミンが不足することで夏バテの原因になってきます。

日々の食事からミネラルやビタミンを多く含んだ果物や野菜を意識して摂取したりしながら汗で流れ出てしまったミネラル、ビタミンを補いましょう。

 沢山汗をかく時期にお薦めな飲み物は麦茶。麦茶には原料である大麦に体の熱を体外に逃がすとされています。喉が渇いてから一気に飲み干すのではなく、喉が渇く前にこまめに分けて飲むように意識しましょう。血液がドロドロになるのを防き、熱中症予防にもなります。

 

「疲労回復にはスタミナ食材」

うなぎや豚肉に多く含まれるビタミンB1は糖質を分解してエネルギーに変える働きを助ける作用があります。今の時期は冷たい清涼飲料水や冷たい麺類を食べる機会が増えますがそれらには糖質が沢山含まれています。糖質を摂取する事が多くなる夏場には積極的にビタミンB1が含まれている食材を摂取してください。

 ニンニクやニラは体を温め消化機能を高める作用を持っています。これらの食材はビタミンB1の働きをサポートします。特にゴマにはミネラルが豊富でスタミナ食材とされています。

 

「お酢で食欲増進、代謝UP」

これだけ猛暑日が続くと食欲がない時、酸味を摂る事で消化液の分泌を高めてくれます。酸味には消化器官を刺激し働きを活発にしてくれます。

クエン酸には食べ物から摂取した栄養をエネルギーに変える働きを助けます。

その中でも黒酢や香酢にはアミノ酸も多く含まれているので代謝UPが期待されます。継続して摂取する事で疲れにくい体になっていくと言われています。

最近、スーパーなどでよく見かけるようになった「便利酢」(醸造酢や穀物酢、米酢をブレンドし、オリゴ糖やグラニュー糖で 甘味を加えたもの)に夏野菜などを漬けて簡単ピクルスなどを常備野菜として作り置きしておくのもよいでしょう。

 

「適度な運動」

適度な運動と言っても屋外でするものではなく、職場や自宅でストレッチや簡単な筋力トレーニングを取り入れましょう。筋肉トレーニングでは体の中にある大きな筋肉、背中、胸、お腹、太ももこの4つの筋肉をトレーニングするように心がけましょう。この大きな筋肉をトレーニングすることにより全身の代謝UPに繋がり同時に小さな筋肉のトレーニングにもなります。

 

「睡眠」

睡眠は、一日の疲れを取るために特に大切なものになります。睡眠は、体や脳の疲労回復のための体内の細胞の修復などが睡眠中に行われます。よって、質の良い睡眠をとることが何よりも疲労回復につながります。

特にこの時期は、熱帯夜等で睡眠不足に陥りやすくなると体力の回復がされず疲れが溜まり夏バテしやすい状態になります。寝苦しさを軽減するためにエアコンや除湿機等を使い眠りが途切れないような室温管理をしましょう。

また、寝間着は吸水性や通気性の良い麻や綿を取り入れたり、近年市販されている「ヒンやり」した素材の敷物などを取り入れてみてはいかがでしょうか?

どうしても、柔らかすぎる敷布団やマットレスは熱がこもりやすくなります。寝具等も工夫してぐっすり眠って疲れをリセットしてください。

 

産業カウンセラー

大槻 久美子

●お盆休みのお知らせ●8月12日(金)~16日(火)

お盆休みのお知らせ

8月12日(金)~8月16日(火)までお休みさせていただきます。

よろしくお願い致します

●大槻カウンセラーのつぶやき●梅雨明けの熱中症予防と対策

連日の雨、蒸し暑さ、ジメジメ感と何かと憂鬱になりがちな梅雨が明けるのが待ち遠しい今日この頃。

そして、梅雨が明けるといよいよ本格的な夏の到来です。

例年、梅雨明けになると熱中症になる人が急増し、実は熱中症の最も危険な時期とも言われています。
熱中症が梅雨明けに急増するのは、夏本番前の暑さにまだ身体が慣れていないためと考えられています。

そこで、今回は、熱中症の予防と対策についてお伝えしていきます。

「熱中症」とは?

私たちの身体は高温の環境や運動などによる熱さを感じると体温調節機能によって汗をかいて内部の熱を外に出し、体温を一定の範囲内に保とうと働きかけます。しかし、熱さがあまりに強くなると体内の水分や塩分が失われバランスを崩し、体温調整機能がうまく作動しなくなります。身体から水分が失われると脱水状態になります。そして、体内の水分が不足すると血流が悪くなり血圧が下がります。そのため、めまいや立ちくらみ、頭痛や吐き気、怠さなどの症状が起こります。また、塩分(ナトリウム)が不足すると神経や筋肉に影響があり、手足のけいれんやしびれなどの症状を引き起こします。

こうした水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整機能がうまく作動しないことによって体内に熱がたまり、様々な症状が起こることの総称を「熱中症」と呼びます。

 

「熱中症」の症状

まずは、初期の段階で以下のような熱中症のシグナルを発見することが何よりも大切です。

『めまい、立ちくらみ、顔面蒼白、脈拍が速く弱い、呼吸が速くなる

大量の汗、吐き気、体温上昇、喉の渇き、手足や腹部のけいれん

頭痛、疲労感、倦怠感、血圧低下』

 

更に深刻な症状になると、意識がなくなる、呼びかけへの反応が薄い、全身のけいれん、高体温、汗が出なくなる、過呼吸などが起こってきます。こうなると命の危険も伴いますので一刻も早く病院へ運びましょう。

 

「熱中症」になりやすい人

実は熱中症になりやすい体質を持っている人がいます。ご自身や周囲の人を当てはめて、普段から予防と注意を心がけましょう。

・乳幼児や高齢者(免疫力が低く、体力があまりない)

・太っている人(暑さに弱く、胃腸も負担がかかる)

・我慢強く真面目な性格の人(疲労やストレスで免疫力の低下、暑さに我慢してしまう)

・基礎疾患がある人、寝たきりの状態の人(高血圧、心疾患、慢性肺疾患、肝臓病、腎臓病など)

・体調不良の人(下痢や便秘、風邪や発熱、睡眠不足、二日酔い、食欲不振など)

 

「熱中症」になりやすい環境

梅雨明けから夏場には熱中症になりやすい環境が多く潜んでいます。以下の環境下にある時は特に注意して熱中症対策をしましょう。

・気温、湿度が高い時

・風が吹いていない時

・強い陽射し、強い照り返しがある時

・急に暑くなった時

・自動車内の高温時

 

「熱中症」を予防しよう

自分だけは大丈夫とは言えないのが熱中症の怖さです。普段から意識をして生活習慣を心がけることで熱中症も夏バテも予防することができます。

 

●水分と塩分を補給する

熱中症予防には水分補給が最重要です。たとえ喉の渇きを感じなくてもこまめに水分補給をしましょう。特に乳幼児や子ども、高齢者は注意が必要です。子どもは体温調整機能が未発達なため、高齢者はそれに加えて暑さや喉の渇きに対する感覚機能の低下が見られるためです。喉が渇いたころにはもう遅かったということにならないように周囲の人も注意をしてサポートすることが必要です。

水分は基本的にお水やお茶で構いませんが、水分も塩分も体へ吸収されやすいスポーツドリンクもこの時期から夏場は最適な飲み物です。塩分を補給するために梅干を食べるのもお薦めです。また、注意したいのはアルコールやコーヒー。これらは利尿作用が高く水分補給としての役割は果たせません。

 

●室内環境を整える

近年は室内での熱中症が多発しています。無理な節電は熱中症の危険な落とし穴です。我慢せずエアコンや扇風機を使用して室内の温度調整をしましょう。高齢者は先にお伝えしたように感覚機能の低下が見られますのでたとえ暑さを感じなくても室内の温度を調べて、快適な温度調整を心がけましょう。また、室温が上がりにくい環境を作ることも大切です。こまめに換気をして、遮光カーテンやすだれ、玄関や庭、ベランダへの打ち水なども効果的です。室内の温度がどのようになっているのかが直ぐにわかるよう温度計を設置しましょう。

 

●外出時の対策

外出時に何の対策もせずにいるのは最も危険と言えます。季節は急激に夏に向かいますのでたとえ曇り空であっても熱中症対策を忘れないようにしましょう。外出時には日傘や帽子の着用、通気性が良く吸温・速乾の衣服を着用、保冷剤や冷感スプレー、冷やしたタオルなどの防暑・冷感グッズを利用して暑さを凌ぎましょう。また、外出時にはこまめに休憩をする、できるだけ日陰を選ぶなどの対策も必要です。

 

今年も梅雨明けからとても暑い夏となるようです。毎年テレビやネットでは熱中症による救急搬送や亡くなる方のニュースが多く飛び込んできます。暑さからの疲労、夏バテからの体力や免疫力の低下など、誰にでも熱中症を発症する環境が否応でも揃っています。しかし、普段から意識をして熱中症対策を心がけることでそれを回避することができます。何よりもまずは予防をしましょう。そして、もしご自身や周囲の人の身体に不調が現れたとしたら、早い段階で熱中症のシグナルに気づき、早急克つ適切な処置をして大事に至らないようにしましょう。「備えあれば患いなし」の精神で今からの時期に多発する熱中症に負けない対策をしていきましょう。

 

産業カウンセラー

大槻 久美子

●大槻カウンセラーのつぶやき●働く女性の更年期への理解

吹く風も次第に夏めいて、じめっと蒸し暑い空気を肌で感じ、いよいよ長雨の季節がやってきたようです。

さて、今回は「働く女性の更年期」についてお伝えしていきます。

男女雇用機会均等法により女性の社会進出が掲げられた1986年。あれから早30年が経過しました。
当時、社会に出た女性たちは、現在40代~50代で組織の中でご活躍されている方も多数いる事でしょう。
その中でも、重要なポジションについていたり、部下を何人も抱えていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。

平成28年4月1日には女性活躍推進法も施行され、ますます女性活躍の場が広がっているといえるでしょう。

働く女性たちが増え、働きながらの妊娠・出産・育児に対する理解は広まってきていますが、更年期への理解というと皆さんはどのように感じられるでしょうか。

女性の社会進出、活躍の推進によって定年まで勤め上げる女性も多くなっています。
しかしながら40代後半~50代といった働き盛りの時期に、心身の不調に悩まされる人も少なくありません。

このような症状で更年期を自覚する働く女性が増えてきているそうです。

  • 以前はこなせた仕事量をこなせない
  • 集中力が持続しない
  • 物忘れなどうっかりミスが増えた
  • 暑がりになった
  • 汗をよくかくようになった
  • 朝、起き上がれないほど疲れを感じる時がある
  • 突然の月経で出血も多く、服を汚した
  • イライラして職場で怒鳴ってしまった

更年期とは閉経の前後5年の時期をさし、閉経を迎えるための時期といえます。
閉経に向かって卵巣の機能が少しずつ低下していくことで、女性ホルモンも徐々に減少していきます。
この女性ホルモンが減少していく過程に身体がついていかずに更年期障害という症状が出てくると言われています。

集中力の欠如や物忘れなどの更年期の症状は仕事にも影響を及ぼす可能性が多いにある事を職場の皆さんも理解していただくことが大切です。

身体や気持ちの変化に動揺し、これまで出来ていたことが出来ない自分へのいら立ちや不安、自信を失くしてしまう方もいらっしゃることでしょう。

こういった状況から、退職や転職を考えたりする女性も少なくないようです。

これまで築いてきたキャリアを手放すのは、本人に取っても職場にとっても大変残念なことです。
まずはご自身の体調の変化に気づき、そして周囲へ理解してもらう事で気持ちも楽になるのではないでしょうか。

職場の皆さんからも変化を感じた場合は声をかけて様子を伺いましょう。
立場的に中々自分から相談出来ない方も中にはいるかもしれません。
管理職の方であれば、上役から普段の仕事ぶりだけでなく体調を気遣う等の心配りをしていただき、サポート体制をしっかり作っておくなどして、ひとりで抱え込まないよう配慮をしていただけたらと思います。

更年期の不調には個人差があり、誰しもが同様の症状が出るとは限りません。
まずはご自身が更年期障害の症状があるかどうかをチェックし、症状がひどい場合や不安がある場合には
婦人科や更年期外来を受診するなどして、セルフケアを行うことが重要です。
「更年期だから」と言って不調を更年期のせいにして放っておくのではなく、きちんと正しい理解と治療を行うことで症状が改善されるものです。

我慢をせずに早めに受診しましょう。

 

女性ほど注目されていませんが男性の更年期も、動悸やのぼせ、肩こり、倦怠感などの症状が出てくることがあります。
男性ホルモンの低下により、自律神経が乱れ、イライラしたり、落ち込みやすくなったりと感情が乱れ気分も不安定になる事があります。

女性なら婦人科、男性なら泌尿器科で治療を受けることができます。

そのほか、治療を受けるだけでなく、生活習慣の見直しをすることで症状が改善する事もあります。ここで更年期のセルフケアをご紹介します。

 

・お風呂につかる

湯船につかって体を温めることで自立神経が整い、関節の痛みも和らぎます。
アロマなどの好きな香りを入れたり、電気を消してキャンドルに光を灯して入浴をすることもリラックス効果があります。
質の良い睡眠のための準備としてもお勧めですので、入浴タイムはゆったりと心地よい気分で一日の疲れをとりましょう。

 

・適度な運動をする

ウォーキングなど最低20~30分の有酸素運動がお薦めです。
呼吸器や循環器系に刺激を与え自律神経の安定に良い効果があります。
軽くからだを動かすことでリフレッシュ効果も期待できます。

 

・質の良い睡眠をとる

イライラや落ち込みなど心の不調を解消するには、質の良い睡眠を取ることが大切です。
特に睡眠は入眠時が重要となります。夜は部屋の電気を暗めにする、就寝の1時間前までには入浴を済ますなどして、
心地よく眠れる準備からはじめましょう。そしてスマートフォンやゲーム機の使用は1時間前までに心がけていただくと
質の良い睡眠のための入眠が作れます。

 

・バランスの良い食事を心がける

食事の中に、豆腐や味噌、納豆などの大豆製品を一日少量でも取り入れられる事をお勧めします。
大豆製品の中には、女性ホルモンの働きに似た成分「大豆イソフラボン」が含まれています。
身体のもとをつくるたんぱく質も豊富で、肉などの代わりにもなります。
また悪玉コレステロール値を下げる働きもあり、生活習慣病予防にも効果的です。
かといって、大豆製品ばかりを食べるのではなく、魚や野菜、フルーツ、豆類、乳製品などもバランス良く食事に取り入れましょう。

 

・自分の為の時間をつくる(シンデレラタイム)

最低30分でも自分のためだけの時間をつくることで、心のバランスを整える事ができます。
好きな趣味の時間にしてもいいですし、ぼーっと外を眺めるなど、あえて何もしないという時間があってもいいかもしれません。
入浴時間をその時間としてみてもいいかもしれません。楽しいと思える時間も大切にしましょう。

 

自分の身体に意識を向けて、自分に合うケアの方法を見つけてみましょう。

そして、「更年期」という時期は、体調不良や環境の変化など自分にとってはマイナス面なこととして受け止めをされることも多いのですが、
「更に年を重ねる」として新しい環境で、新しい自分に生まれ変わる時期でもあります。
自分がどのように年を重ねて変わっていくのかの変化をプラス面に捉えて楽しんでみるのも大切なことかもしれないですね。

 

産業カウンセラー

大槻 久美子

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