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2016年9月

●大槻カウンセラーのつぶやき●オフィスの湿度管理

【オフィスの湿度管理】

 

朝晩は涼しい風を感じられるようになってきましたが、まだまだ日中は残暑の厳しい日が続いています。

気温だけでなく湿度も高い日は、身体のべたつきや息苦しさを感じ、頭がぼーっとしたりと、中々仕事に集中できない…そんなことはありませんか?

空調で温度の調整は出来ても、湿度はどうやって調整すればいいのか分からない…そこで、今回はオフィスを快適な空間にする湿度管理についてお伝えします。

 

■「湿度」とは…

 湿度は、空気中の水分の割合の事を指します。

 

同じ気温であっても、空気中の水分の割合で暑さ寒さの感じ方が変わってきます。

例えば、気温が30℃で湿度80%と、気温が同じ30℃で湿度30%では、同じ気温であっても湿度が30%と低いほうが涼しく感じられます。

それは、湿度が高い事で身体の周りに水分がとどまってしまい、汗が蒸発しにくくなるためです。汗は蒸発したときの気化熱によって身体を冷やす働きがありますが、湿度が高いと身体から熱が奪われにくくなって気温のわりに暑く感じてしまうのです。

 

■快適温度と湿度

 それでは、室内で人が過ごす時に快適な温度と湿度はどのくらいなのでしょうか。

【快適な室内温度と室内湿度】

夏…室内温度/25~28℃ 、 室内湿度/55~65%

冬…室内温度/18~22℃ 、 室内湿度/45~60%

 

皆さんのオフィスではいかがでしょうか。

快適な室内温度、室内湿度に保たれていますか?

計測をしたことがない職場では、ぜひ温湿度計で計測してみてください。

 

■温度・湿度の測り方

 室内の温度や湿度を測る際には、温湿度計を設置する位置に注意しましょう。

 

①床から1m~1.5mほど離した高い位置

②加湿器、冷暖房、窓から離れた位置

①・②を満たしたところに取り付けて計測してみてください。

 

空調機器で温度を集中管理している職場も多い事でしょう。しかし、窓からの日差しや風の流れ、人口密度、パソコン等のOA機器からの放熱によって、温度や湿度の差が出てきます。空調機器の集中管理だけでは、職場の温度や湿度が管理しきれているとは言い難いのかもしれません。職場の状況に合わせて、温度湿度の対策をしていきましょう。

 

■湿気対策

 室内の湿度が快適湿度よりも高かった場合は湿気対策をしましょう。

湿気対策の基本は換気です。屋外よりも室内の方が、湿度が高くなる傾向があります。風の通りを確認して、窓を開ける、換気扇を回すなどして室内の空気を循環させましょう。扇風機やサーキュレーターで風の通りを促すことも効果的です。

気温が高く、室内が高湿度になっている場合は熱中症を引き起こす要因でもあります。空調等で温度が下げられないのであれば、少しでも風の通りを良くして換気をしましょう。また、湿気が多いと、カビやダニが繁殖する原因にもなります。

ダニは室温20~25℃、湿度70%以上、カビは室温20~25℃、湿度65%以上の環境を好み、繁殖していきます。湿度を下げることによって、繁殖を防ぐことができますので、湿気がこもらないように心がけましょう。

 

■乾燥対策

 室内の湿度が快適湿度よりも低かった場合は乾燥対策をしましょう。冬のシーズンでは特に空気中の水分が減り、尚かつオフィスでは暖房をつけることでますます空気が乾燥してしまいます。

湿度が低いと、鼻やのど、口の粘膜や、目、皮膚が乾燥し、風邪や疲れ目の原因となります。またインフルエンザなどのウィルスも気温の低下、湿度の低下により活動が活発化していきます。特に湿度40%を切るとウィルスにより人の健康へ影響が出てくる可能性が高まると言われてます。

 

オフィスの湿度を上げるためには、

①加湿器を利用する

 空調を加湿機能付きのものに更新する、職場に加湿器を投入するなど、コストはかかりますが、乾燥対策には加湿器利用が効果的です。

②観葉植物を置いたり、濡れタオルやコップに水を張るなどする

 植物には適度な保温加湿作用があり、冷房や暖房による室温低下や空気乾燥を抑えてくれる効果があります。また、水分の自然気化を利用して加湿する方法として、濡れタオルを置いたりコップに水を張って置いたりという対策があります。

③マスクを着用する

 ウィルス対策や乾燥により呼吸器系の症状が出る場合の対策としてマスクを着用する事も効果的です。最近では濡れマスクや加湿マスクといった商品もでており、個人が乾燥対策として取り入れやすい方法です。

 

温度や湿度は快適だと感じるポイントに個人差があります。

だからこそ、自分さえ快適であればいい、自分だけ我慢すればいいと思うのではなく、周りへの配慮も忘れずに、一人ひとりでも出来る湿度管理も合わせながら、みんなが快適だと感じるオフィス空間を作ってください。

 

産業カウンセラー

大槻 久美子

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